福島県立医科大学医学部
耳鼻咽喉科学教室

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日本耳鼻咽喉科学会福島県地方部会


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福島県地方部会

|スタッフ紹介 ▼指導医  ▼専攻医(後期研修医)  ▼国内留学:国立がん研究センター東病院  ▼学外医局員
|研究紹介 ▼ウイルスと腫瘍部門  ▼再生医療・気管再生部門  ▼サイトメガロウイルス部門  ▼センチネルリンパ節部門

【指導医】
 
教授 室野重之
  平成4年 金沢大学医学部卒業
平成8年 金沢大学大学院医学系研究科修了 医学博士取得
臨床専門分野
1) 頭頸部悪性腫瘍の診断と治療
2) 咽喉頭腫瘍の経口手術
3) 嚥下障害
研究分野
1) ウイルスによる頭頸部癌発癌(EBV・HPV)
2) 頭頸部癌の転移メカニズム
3) 咽頭乳頭腫の新規薬物療法

 
会津医療センター教授 小川 洋
  昭和62年 福島県立医科大学医学部卒業
平成7年 医学博士取得
臨床専門分野
1) 中耳手術
2) 人工内耳
3) 鼻副鼻腔手術
研究分野
1) ウイルス性難聴
2) 側頭骨画像診断

 
准教授 松塚 崇
  平成5年 福島県立医科大学医学部卒業
平成14年 医学博士取得
臨床専門分野
1) 頭頸部悪性腫瘍の診断と治療
2) 甲状腺外科学
3) 緩和医療
研究分野
1) 頭頸部領域のセンチネルリンパ節検出
2) 頭頸部領域におけるリンパ流

 
会津医療センター准教授 横山 秀二
  平成9年 福島県立医科大学医学部卒業
平成14年 福島県立医科大学大学院 医学研究科修了
臨床専門分野
1) 嚥下障害の診断と治療
2) 頭頸部悪性腫瘍の診断と治療
3) 逆流性食道炎の診断
研究分野
1) 誤嚥防止手術の開発と臨床応用
2) 唾液腺組織の再生医学

 
講師(医局長) 鈴木 政博
  平成10年 福島県立医科大学医学部卒業
平成27年 医学博士学位取得
臨床専門分野
1) 頭頸部悪性腫瘍の診断と治療
2) 嚥下障害の診断と治療
研究分野
1) 頭頸部悪性腫瘍の診断学
2) 分子生物学的手法を用いたリンパ節転移

 
講師 野本 美香
  平成12年 福島県立医科大学医学部卒業
平成24年 医学博士学位取得
臨床専門分野
1) 小児の難聴
2) 鼻副鼻腔疾患の診断と治療
研究分野
1) 気管食道領域における再生医学


 
講師 今泉 光雅
  平成14年 福島県立医科大学医学部卒業
平成23年 福島県立医科大学大学院 医学研究科修了
臨床専門分野
1) 嚥下障害の診断と治療
2) 音声障害の診断と治療
3) 中耳手術
研究分野
1) 気管喉頭領域における再生医療とiPS細胞
2) 嚥下障害の早期発見
3) 側頭骨領域における画像診断

 
助教 黒田 令子
  昭和59年 東京女子医科大学卒業
平成6年 博士(医学)東京女子医科大学 学位取得
臨床専門分野
1) 小児難聴の診断と治療
2) 睡眠時無呼吸症候群の診断と治療




 
助教 大槻 好史
 
平成18年 高知大学医学部卒業
臨床専門分野
1) 難治性中耳炎の診断と治療
2) 小児難聴
研究分野
1) iPS細胞を用いた気道の再生医学




 
助教 鈴木 亮
  平成19年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
1) 鼻副鼻腔疾患の診断と治療
2) 嚥下障害の診断と治療
研究分野
1) Muse 細胞を用いた気管再生研究




 
助教 仲江川 雄太
  平成20年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
1) 音声障害の診断と治療
2) 頭頸部悪性腫瘍の診断と治療
3) 睡眠時無呼吸症候群の診断と治療
研究分野
1) 気管・食道領域の再生


 
助手 小林 徹郎
  平成20年 近畿大学医学部卒業
臨床専門分野
1) 頭頸部悪性腫瘍の診断と治療
研究分野
1) ウイルスによる頭頸部発癌(EBV・HPV)




 
助手 菊地 大介
  平成20年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
小児難聴の診断と治療
研究分野
1) ウイルスによる頭頸部発癌(EBV・HPV)
2) 周術期のふらつき

 
助手 川瀬 友貴
  平成21年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
1)音声障害の診断と治療
2)頭頸部悪性腫瘍の診断と治療
研究分野
1) ウイルスによる頭頸部発癌(EBV・HPV)



 
病院助手 鈴木 俊彦
  平成21年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
嚥下障害の診断と治療
研究分野
1) ウイルスによる頭頸部発癌(EBV・HPV)
 
病院助手 小野 美穂
  平成16年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
1) 鼻副鼻腔疾患の診断と治療
2) 睡眠時無呼吸症候群の診断と治療





 
会津医療センター助手 小針 健大
  平成22年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
1) 嚥下障害の診断と治療
2) 頭頸部悪性腫瘍の診断と治療





 


専攻医(後期研修医)

 
垣野内 景
  平成24年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
(現在幅広く研修中です)
研究分野
1) 生理学一般
2) 細胞外環境が細胞増殖に及ぼす影響について



 
尾股 千里 (太田西ノ内病院)
  平成25年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
(現在幅広く研修中です)
研究分野
(実験助手として修学中です)




 
西間木 宏舞 (寿泉堂綜合病院)
  平成26年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
(現在幅広く研修中です)
研究分野
(実験助手として修学中です)




 
橋本 千織
  平成26年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
(現在幅広く研修中です)
研究分野
(実験助手として修学中です)

 
橋本 英樹 (太田西ノ内病院)
  平成27年 岩手医科大学医学部卒業
臨床専門分野
(現在幅広く研修中です)
研究分野
(実験助手として修学中です)
 

国内留学:国立がん研究センター東病院

 
助手 池田 雅一
  平成19年 福島県立医科大学医学部卒業
臨床専門分野
1) 頭頸部悪性腫瘍の診断と治療
2) 喉頭疾患の診断と治療
3) 鼻副鼻腔疾患の診断と治療
研究分野
1) 気管食道領域における再生とiPS細胞


 

学外医局員

 
 
太田西ノ内病院 三浦 智広
    尾股 千里
    橋本 英樹

 
 
大原綜合病院 野本 幸男
    佐藤 廣仁

 
 
星総合病院 松見 文晶
    清水 雅子

 
 
寿泉堂綜合病院 西間木 宏舞

 
 
谷病院 谷 亜希子

 
 
白河厚生病院 國井 美羽

 
 
福島県立南会津病院 湯田 孝之

 
 
福島赤十字病院 柳川 明弘

 


研究紹介】

ウイルスと腫瘍部門
  担当者:室野重之ほか
  Epstein-Barrウイルス(EBV)やヒトパピローマウイルス(HPV)といった、誰もが感染しうるウイルスにより癌が生じます。EBVでは上咽頭癌、HPVでは中咽頭癌が代表的です。しかし、誰もが感染し得るのに、どのような人が癌になるのか、なぜ癌になるのかは、はっきりわかっていません。また、上咽頭癌においても中咽頭癌においても、ウイルスが関連する癌はしない癌よりも頸リンパ節転移が強いと言われています。
これらを背景に、ウイルスと腫瘍部門の研究は、(1)ウイルスによる発癌メカニズムの解明、(2)ウイルスに着目した転移好性メカニズムの解明、(3)ウイルスを指標としたバイオマーカー(診断・治療後経過観察・予後予測)の探索、(4)ウイルスに着目した新たな薬物治療の開発、について研究を進めています。
     
 

再生医療・気管再生部門
  主任研究者:多田 靖宏(非常勤講師)
  staff member :野本 幸男、野本 美香、谷 亜希子、大槻 好史、鈴木 亮、池田 雅一、仲江川 雄太、柳川 明弘
  人工気管を用いた喉頭および気管の再建は、倫理委員会の承認を得て臨床応用を開始しています。そのなかで、移植した人工気管の内腔面の上皮化には最低でも約2ヶ月を要することがわかっています。感染防御の面からはもう少し早期に上皮化が得られることが望ましいと考えており、改善を目的に基礎研究にフィードバックしております。臓器再生の3要素とは、足場と細胞と環境因子であり、そこに血液が供給されることで臓器の再生が得られるとされています。われわれの教室では、その3要素に対していくつかの試みを行っています。足場に関しては、ビトリゲル薄膜に着目し、従来の人工気管の内腔面に付加することで上皮化促進効果が得られることを確認しています。細胞に関しては、線維芽細胞、脂肪由来幹細胞、iPS細胞などを人工気管内に導入し、上皮化の促進効果を確認しています。また、軟骨細胞を導入することで、気管軟骨を再生する試みも行っています。環境因子に関しては、b-FGFを付加することで上皮化促進効果が得られることを確認しています。これらの良好な結果を、1日でも早く臨床の現場に活かせるように日々研究に取り組んでいます。
   
 
  気管内腔 HE組織図
     
 

サイトメガロウイルス部門
  主任研究者:小川 洋(会津医療センター教授)
  胎児期のサイトメガロウイルス(Cytomegalovirus; CMV)感染(先天性CMV感染症)は全出生児250〜300人に1人起こる頻度の高感染症であり、不顕性感染者の約8%は、生後も持続するウイルス増殖により幼児期に進行性の聴覚障害を発症することが欧米の研究によりわかってきました。従って、1,000〜2,000の出生に1人いるといわれる新生児・幼児の聴覚障害の約30%が先天性CMV感染症によるものと予想されます。生後3週間をすぎて聴覚障害が疑われた患児において、従来の方法では先天性CMVの関与を証明できませんでした。そこでわれわれは微生物学講座、国立感染症研究所、旭川医科大学との共同研究で保存臍帯からPCR法を用いてCMVのDNAを検出すること(保存臍帯CMV-DNA検査)により先天感染の有無を明らかにし、この方法を用いて聴覚障害児おける先天性CMV感染の頻度調査を行ってきました。現在微生物学講座との共同研究でこの頻度調査を継続し、さらに先天性CMV感染が証明された高度感音難聴児に対して、人工内耳埋込術を施行しこれらの症例について人工内耳の装用効果について検討を行っています。また動物モデルを用いてCMVによる聴覚障害メカニズムの解明も研究課題として取り組んでいます。
   
 
  DNA解析 人工内耳挿入
     
 

センチネルリンパ節部門
  主任研究者:松塚 崇(准教授)
  staff member :鈴木 政博、池田 雅一
  センチネルリンパ節とは、癌原発巣からリンパ管に入った癌細胞が最初に流れ込むリンパ節のことを指します。このリンパ節を同定し転移の有無を診断することで、リンパ節全体の転移の有無を診断する方法がセンチネルリンパ節生検です。センチネルリンパ節に転移がなければ、郭清を省略できる可能性があります。口腔や咽頭からのリンパ流は複雑で、頸部のいたるところへ流れるリンパ路が存在します。舌の正中ではリンパ流が交叉していることも知られています。そのため、原発の存在する部位により転移様式は異なるので、潜在転移リンパ節の把握は困難でした。センチネルリンパ節生検は、潜在転移リンパ節の把握、そして郭清の適応の問題を解決する善い指標となります。
   
 
  術中スキャンの様子 シチグラフィー